横浜市の農地データ(eMAFF農地ナビ 32,259筆の集計)

このページは、農林水産省のeMAFF農地ナビで公表されている横浜市の農地32,259筆を集計したものです。 引用・転載は出典を明記いただければ自由に行えます。

先に限定条件をお読みください。 eMAFF農地ナビは「※市街化区域内の農地は、農地法上、非公表とされています。」と明記しています(同サイト注意事項、2026年8月13日確認)。したがって以下は横浜市の農地の全数ではなく、公表されている分の集計です。 「横浜市の農地の◯%が〜」という全体に対する割合としては使えません。

集計の概要

項目
対象eMAFF農地ナビで公表されている横浜市内の農地
筆数32,259筆
合計面積約2,067 ha
データ取得日2026年8月13日
除外されるもの市街化区域内の農地(農地法上非公表)

1筆あたりの面積

中央値は462㎡(約140坪)です。 平均(641㎡)より小さく、分布が小さい側に寄っています。

統計量
中央値462㎡約140坪
平均641㎡約194坪
第1四分位203㎡約61坪
第3四分位888㎡約269坪
最大11,622㎡約3,516坪

㎡による分布

面積帯筆数割合
0〜100㎡4,46713.8%
100〜300㎡6,95521.6%
300〜500㎡5,70817.7%
500〜1,000㎡8,69727.0%
1,000〜3,000㎡6,08118.9%
3,000㎡以上3511.1%

500㎡未満が53.1%、1,000㎡以上が20.0%です。

坪による分布

面積帯筆数割合
50坪未満6,65620.6%
50〜100坪5,79718.0%
100〜150坪4,57014.2%
150〜300坪8,56726.6%
300〜1,000坪6,42919.9%
1,000坪以上2400.7%

累積では、100坪未満38.6%、150坪未満52.8%、300坪未満79.3%です。

1筆あたり面積の分布(坪)
50坪未満
6,656筆(20.6%)
50〜100坪
5,797筆(18.0%)
100〜150坪
4,570筆(14.2%)
150〜300坪
8,567筆(26.6%)
300〜1,000坪
6,429筆(19.9%)
1,000坪以上
240筆(0.7%)
最も多いのは150〜300坪の帯です。 出典:eMAFF農地ナビ(2026年8月13日取得)

草刈りや管理の費用を考える際の目安になります。 面積と費用の関係は100坪・300坪の草刈り費用はどう決まるかで整理しています。

農業振興地域の区分(青地・白地)

青地・白地の違いと除外の要件は農地の「青地」「白地」とはで整理しています。

区分筆数割合
設定なし20,97565.0%
農業振興地域内・農用地区域内(青地)11,28335.0%
農業振興地域内・農用地区域外(白地)10.0%
農業振興地域の区分(筆)
設定なし
20,975筆(65.0%)
農用地区域内(青地)
11,283筆(35.0%)
農用地区域外(白地)
1筆(0.0%)
公表分では「白地」が1筆のみです。 出典:eMAFF農地ナビ(2026年8月13日取得)

青地は転用の手順が変わります。 農用地区域に指定されている農地を転用したい場合、まず区域からの除外が必要になります。横浜市は農業振興地域整備計画の変更について、定期的な変更(おおむね5年ごと)の期間中は随時的な変更を受け付けないとしています。詳しくは農地を転用したい方へをご覧ください。

地目

地目筆数割合
29,02190.0%
3,1279.7%
農業用施設用地1110.3%
地目の内訳(筆)
29,021筆(90.0%)
3,127筆(9.7%)
農業用施設用地
111筆(0.3%)
出典:eMAFF農地ナビ(2026年8月13日取得)

9割が畑です。 田の草刈りは条件が異なります(田んぼ・休耕田・畑の草刈りが住宅の庭と違う理由)。

権利の設定

権利筆数割合
設定なし30,07093.2%
賃借権1,5754.9%
使用貸借権6111.9%
地上権30.0%
賃借権等の設定(筆)
設定なし
30,070筆(93.2%)
賃借権
1,575筆(4.9%)
使用貸借権
611筆(1.9%)
地上権
3筆(0.0%)
出典:eMAFF農地ナビ(2026年8月13日取得)

93.2%に賃借権等の設定がありません。 貸し借りの検討は農地を貸したい方へで整理しています。

区別の筆数

筆数割合
都筑区4,74714.7%
泉区4,72114.6%
戸塚区4,03512.5%
青葉区3,93812.2%
緑区3,77711.7%
港北区2,4087.5%
旭区2,3437.3%
瀬谷区1,5874.9%
神奈川区1,5694.9%
栄区1,1043.4%
保土ケ谷区1,0903.4%
金沢区5471.7%
磯子区2450.8%
鶴見区1480.5%
区別の筆数(筆)
都筑区
4,747筆(14.7%)
泉区
4,721筆(14.6%)
戸塚区
4,035筆(12.5%)
青葉区
3,938筆(12.2%)
緑区
3,777筆(11.7%)
港北区
2,408筆(7.5%)
旭区
2,343筆(7.3%)
瀬谷区
1,587筆(4.9%)
神奈川区
1,569筆(4.9%)
栄区
1,104筆(3.4%)
保土ケ谷区
1,090筆(3.4%)
金沢区
547筆(1.7%)
磯子区
245筆(0.8%)
鶴見区
148筆(0.5%)
西区、中区、南区、港南区は公表分に含まれていません。 出典:eMAFF農地ナビ(2026年8月13日取得)

上位5区(都筑・泉・戸塚・青葉・緑)で65.7%を占めます。 西区、中区、南区、港南区は公表分に含まれていません。

都市計画区分

区分筆数
市街化調整区域32,246
その他(用途地域等)13

この数字から「横浜市の農地はほぼ市街化調整区域にある」とは言えません。 市街化区域内の農地が非公表であるため、公表分が調整区域に偏るのは当然の結果です。

集計にあたって除外した項目

「農業委員会」列は使用していません。 全32,259件が「横浜市中央農業委員会」と記録されており、南西部農業委員会の管轄区(戸塚・泉・栄・金沢・磯子など)も中央になっています。データ側の不備とみられるため、集計対象から外しました。

参考:相続土地国庫帰属制度における農地の扱い

手放す方向を検討する場合の全国統計です。 法務省が公表している数値で、いずれも速報値・令和8年6月30日現在です。

項目内訳
申請 5,698件(地目別)田・畑 2,226件/宅地 1,973件/山林 868件/その他 631件
帰属 2,885件(種目別)宅地 1,073件/農用地 925件/森林 193件/その他 694件
却下 83件(理由別)添付書類の不提出 37件/現に通路の用に供されている土地 22件/境界が明らかでない土地 21件/ほか
不承認 93件(理由別)工作物・車両・樹木その他の有体物が地上に存する 45件/国による追加整備が必要な森林 36件/ほか
取下げ 1,063件(理由別)有効活用の見込みが生じた 562件/却下・不承認であることが判明した 375件/その他 126件

申請の地目別(田・畑)と帰属の種目別(農用地)は分類が異なります。 「田・畑2,226件のうち925件が帰属した」という計算はできません。分母と分子の定義が違います。

出典:法務省「相続土地国庫帰属制度の統計」(2026年8月13日確認)

制度の詳細は相続した農地を国庫帰属できるかで整理しています。

引用について

出典を明記いただければ、引用・転載は自由に行えます。 ご連絡は不要です。

引用時は、次の3点を必ず添えてください。

  1. 出典が農林水産省 eMAFF農地ナビであること(当サイトは集計元ではありません)
  2. データの取得日(2026年8月13日)
  3. 市街化区域内の農地は非公表であり、横浜市の農地の全数ではないこと

表記例:

出典:農林水産省「eMAFF農地ナビ」公表データを横浜 農地・調整区域 活用相談室が集計(2026年8月13日取得。市街化区域内の農地は農地法上非公表のため含まれない)

数値に誤りを見つけられた場合は、お問い合わせからご指摘ください。 再集計して訂正します。

集計方法

農林水産省 eMAFF農地ナビからダウンロードした横浜市分のデータを、Pythonスクリプトで集計しています。坪換算は1坪=3.305785㎡で行いました。中央値・四分位は筆単位の面積に対して算出しています。

ご相談について

ご自身の農地がどの区分に当たるかは、地番が分かれば調べ始められます。 eMAFF農地ナビで確認できますが、地図上の表示だけで判断はできず、区域や規制の詳細は管轄窓口への確認が必要です。

無料の一次診断では、地番・区域・現況から確認すべき論点を整理します。